匝瑳市でメガソーラーシェアリング落成式

匝瑳市でメガソーラーシェアリング落成式

朝から少し曇天の4月3日、
日本で初のメガソーラーシェアリングの落成式がとり行われました。

場所は匝瑳市、八日市場駅から車で10分の田園地帯の中です。

匝瑳市は、いまやソーラーシェアリングのメッカです。
すでに、市民エネルギーちば、千葉エコ・エネルギー、イージーパワーなど
8カ所のソーラーシェアリングが動いています。

写真はグリーンピープルズパワーに電気を供給する、
イージーパワーのソーラーシェアリング発電所です。

ここは江戸時代からの静かな田園地帯。
その中に巨大なメガソーラーシェアリングが出現しました。

建設の中心になったのは
市民エネルギーちば、千葉エコ・エネルギーのみなさん。
地元の農家の皆さんと一緒に、
難しい法律や制度の課題、資金問題など、難題を乗り越えて、
この一大プロジェクトを成功させました。

ソーラーシェアリングは、農業と太陽光発電のハイブリッド。
下で耕作をしながら、上では発電を行っています。

これまで農作物は太陽の光が多ければ多いほど良いと
思われていましたが、実はそうでもないことがわかってきました。
光飽和点と言って、光が一定以上に強くなると
生育も悪くなってしまうのです。

細くて遮蔽率の低いソーラーパネルによる適度な日陰は、
農作物の生育を助ける効果も持っている・・と
開発者の長島さんは言っています。

このプロジェクトは、地域のお荷物だった土地を生まれ変わらせました。
メガソーラーシェアリングの一帯は、元々は山だったそうです。

かつて何十年も前の農政が、この山を切り開き農地にしようとしたそうです。
しかし、山は表面は肥沃ですが、切り取った後の中身は痩せています。
栄養分は表面の樹木や草や鳥などによって作られているからです。

耕作に適さず、事実上そのまま放置されていた広大な土地を、
このプロジェクトは大きな発電基地に再生したのです。

落成式には、細川護煕、小泉純一郎、菅直人という
元総理3人がゲストとして参加。
このほか、城南信用金庫の吉原元理事長、現職の衆議院議員、
パタゴニア日本支社長、ミュージシャンの佐藤タイジさんなど
多彩な人が参加されました。

ソーラーシェアリングでメガソーラーというのが初めてと
いうだけでなく、市民発電所のイベントに元総理が
3人も列席というのも日本初だと思います。

野外の会場には300人以上が集まっていたと思いますが、
式後のパーティーは、地元の人たちによる有機野菜の料理や
焼きそばなど、手作りのおもてなしでした。
オーガニックビールに地元のお米による純米酒も美味しかった。

日本の電気と農業を一緒に変える!
このメガソーラーシェアリングは、
そういう時代の先駆けとして、
第一歩を記したのではないでしょうか。