農家の皆さん、ソーラーシェアリング(営農型発電)に挑戦してみませんか?
1 ソーラーシェアリング(営農型発電)とは
農業とエネルギー事業の一体化、畑や田んぼの上で発電し電気を作ります。
太陽光パネルは隙間を開けて設置、作物によって日陰になる遮蔽率を変えます。
植物には太陽の光が当たりすぎると光合成をやめるポイントがあります。これを光飽和点と言います。
太陽の光が当たりすぎると枯れてしまう作物もあります。ソーラーパネルで日陰を作ってあげることで、むしろよく育つ作物もあるのです。
野立ての太陽光発電は、農地を潰してしまいますが、営農型は逆に農地を保全します。耕作放棄地を再び農地に戻すこともできます。
あくまで農業が主体、農業収入をエネルギー事業で補うことが基本です。
2 農地転用や収穫量保証など
営農型発電は農林水産省が認めたことで普及が始まりました。
でもまだいくつもの制約、制限があります。
まず農地転用。農地全体の農地転用は必要ないのですが、ソーラーパネルの架台を支える支柱が畑に突き刺さる部分の面積だけ農地転用しなければなりません。
収穫量を大幅に減らしてはいけません。周辺の農地と比べ、最低8割の収穫量は確保しなければいけません。
生産緑地は管轄が国土交通省で、こちらはまだ設置を認めていません。生産緑地での営農型発電が認められれば、都心の緑が多く保全されることになるのですが・・。
3 ソーラーパネルはやがて農機具に
気候危機の影響は年々激しくなっています。実はソーラーパネルの下では、気温が2〜3度下がることがわかってきています。適度な日陰は、農業をする人にとっても優しいのです。
いわば農業を快適に行うための道具。その道具がついでに発電もして副収入を稼いでくれる。さらに今後は、蓄電して、電動トラクターや電動コンバインなど、化石燃料を使わない農機具の普及を促すようになると思います。
文字通り、CC2を出さない農業。
オーガニックでゼロカーボン、ブランド価値も上がると思います。
4 気候危機と食糧危機を同時に解決
あくまで農業が主体と書きました。それでも最初は心配という方には、当社がお手伝いします。農地転用、設備の見積・発注、設置工事から売電まで企画協力いたします。場合によっては空中権をお借りして、当社で設置、空中権料を毎年お支払いすることもできます。様子がわかってきたらご自分でというのでも良いと思います。
今、日本の農地は猛烈な勢いで減っています。農家の後継がいないからです。当社は、気候危機を脱するためにも農地を守っていきたいと思います。地域での農業後継者探しなど、農業を守り、日本の食べ物を守るために力を注ぎたいと思います。 お気軽にご連絡ください。