大泉発電所報告

1号機2号機3号機
発電開始2016年4月2016年4月2017年1月
パネル容量(kW)63.755163.75
パワコン容量(kW)49.5 三相39.6 単相49.5 三相
パネル傾斜角約30度約30度約20度

発電量(kWh)と日射量(気象庁「過去の気象データ検索」で日射量を参照)

1号機発電量2号機発電量3号機発電量甲府日射量
2016年度63,42767,97323,865(4か月)1,624
2017年度77,85869,45779,3211,596
2018年度75,33767,32279,8171,604
2019年度72,982(73,722)65,75075,358(76,570)1,522
2020年度78,02167,16577,7791,517
2021年度77,074(81,058)68,30773,896(77,427)1,555
2022年度71,731(77,624)65,97670,078(75,284)1,530
2023年度75,84466,84375,3241,600
( )内は保険等で補填された発電量を足したときのデータ
  • 1、2号機発電開始当初、計測器が無かったため1号機パワコンが部分停止していることに気づくのが遅れました。2017年10月から計測しています。
  • 傾斜20度日射量は、気象庁の全天日射量に、傾斜20度の補正をかけた数値です(3号機と比較)。
  • 1,3号機が2019年6月、落雷によりパワコン一部故障し発電停止しましたが、損害保険(自然災害+休業補償)をかけており修理費と売電損失は保険金の支払を受けました。2021年8月と2022年7月にも落雷による一部故障発生(パワコン14台中2台が停止)し修理。落雷故障を防ぐため、分電盤にSPD(避雷器)を設置する工事を2023年4月にしました。それ以来、落雷故障は起きないなと思っていたら、2024年7月にまた落雷でパワコン1台停止し修理しました。以前よりは被害が少なく済みましたが、保険会社から修理費が出なくなったのが痛いです(免責により100万円以下は補償されない)。
  • 「山梨県太陽光発電施設の適正な設置及び維持管理に関する条例」に従い、維持管理計画を2022年7月に提出、計画に基づき2022年10月に点検を実施しました(パネル、パワコン、集電箱の目視点検、一部電気測定)。ボルトの締め増しを一部しましたが、特に異常はありませんでした。
大泉発電所1,2,3号機 上空からの写真(google mapより)
東から
南西から

匝瑳発電所報告

匝瑳発電所はソーラーシェアリングの太陽光発電所です。1号機はスマートターン方式で、時間によってパネルの向きが東から西に変わるようになっています。2号機も当初はスマートターンでしたが、2020年6月に南東向き固定(傾斜20度)に改造しました。

1号機2号機
発電開始2017年2月2017年4月
パネル容量(kW)5757
パワコン容量(kW)49.549.5
日射量にパネル容量をかけて比較しています。

発電量(kWh)と日射量(気象庁「過去の気象データ検索」で日射量を参照)

1号機発電量2号機発電量銚子の日射量
2017年度34,65156,0341,448
2018年度56,67761,3681,456
2019年度57,825(64,396)58,774(59,923)1,430
2020年度54,372(71,954)61,916(74,357)1,394
2021年度75,23078,4241,489
2022年度71,54274,7131,419
2023年度77,73180,5991,582
( )内は保険等で補填された発電量を足したときのデータ

1号機は発電開始して間もなくパネルの性能劣化が見られ、通常期待する発電量の5割~7割程度の発電が続きました。パネルメーカーにパネル交換を要求し2018年5月にパネル全交換工事が終了し正常化しました。2020年4月にはスマートターン制御が改善され、発電量が向上しています。2号機は1号機よりは良かったですが期待発電量には達せず、2020年6月に別メーカーパネルに全交換しました。

2019年9月の台風15号でパネルの一部が脱落し、1号機が37日間、2号機が8日間停止しましたが、損害保険(自然災害+休業補償)をかけており修理費と発電量損失分は保険金の支払いを受けました。

また、2020年5月には1号機の系統連系のケーブルを盗難され発電停止しました。全国的に同様の事故が最近多発しているそうです(怒!)。再発防止のために監視カメラを設置しました。それ以降は順調に稼働していたのですが、2024年8月に2号機のパワコン5台中の1台が故障し、メーカー点検の結果、交換になりました。稼働8年目にして初めてのパワコン交換です。

三原発電所報告

発電開始2018年10月、パネル容量54kW、パワコン容量33kW。
発電開始から6年2か月です。2024年8月にパワコン6台中1台が発電停止、メーカー調査の結果、パワコン交換になりました。中国電力管内は出力制御装置の設置が義務なので、2020年1月につけました。2022年10月に初めて出力制御されて、2022年度3日、2023年度27日、2024年度これまで16日、晴天の休日に出力制御を受けました。大変残念なことです。

日射量にパネル容量をかけて比較しています。

発電量(kWh)と日射量
順調に発電していますが、2023年度から出力制御の影響で、比発電量が少し低下しています。

発電量(kWh)広島の日射量比発電量
(発電量/パネル容量)
2018年度(5か月)19,854503
2019年度61,2191,5451,128
2020年度62,3231,5681,148
2021年度60,6481,5171,117
2022年度62,4381,6111,150
2023年度56,4701,5451,040
気象庁「過去の気象データ検索」で広島(三原から50kmほど)の日射量を参照しています。

馬来田発電所報告

千葉県馬来田に建設した、非FITの野立太陽光発電所です。

第一第二第三
発電開始2022年1月2024年1月2024年1月
パネル容量(kW)109111111
パワコン容量は3機とも49.5kW
発電量と日射量比較グラフ

日射量は気象庁「過去の気象データ」で銚子を参照。馬来田と銚子は80kmほど離れています。
日射量に第一発電所のパネル容量をかけて比較しています。
過積載率(パネル容量/パワコン容量)が2.2と大きいので、春から夏の晴れた日は発電量カーブ(交流出力)が下図のような台形になります。

FusionSolarによる発電量モニタリング(スマホでも見ることができます)

高滝発電所報告

発電開始2023年4月、パネル容量85kW、パワコン容量49.5kW。


日射量は気象庁「過去の気象データ」で銚子を参照。高滝と銚子は70kmほど離れています。
日射量にパネル容量をかけて比較しています。
過積載率(パネル容量/パワコン容量)が1.7と大きいので、5月~8月の晴れた日は発電量カーブ(交流出力)が下図のような台形になります(ピークカット)。冬は晴天でもピークカットはされません。

FusionSolarで発電量モニタリング(2024年5月18日と12月14日)